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序章 問題の設定と視角 〈p3〉｜第I部 明治期監獄行政機構の形成過程｜第1章 外役から内役へ―北海道集治監での監獄作業および処遇方針の変容とその歴史的位置づけ｜はじめに 〈p21〉｜第1節 徒流刑地としての北海道 〈p23〉｜第2節 北海道集治監における監獄作業 〈p35〉｜第3節 監獄改良の進展と感化主義への転換 〈p49〉｜おわりに 〈p65〉｜第2章 明治中期における監獄費国庫支弁問題とゆるやかな制度変化｜はじめに 〈p67〉｜第1節 監獄費地方税支弁化による監獄運営の混乱 〈p70〉｜第2節 初期議会における監獄費国庫支弁法案とその政治的文脈の変化 〈p77〉｜第3節 監獄費国庫支弁法案の成立とその課題 〈p83〉｜第4節 監獄費国庫支弁問題と監獄行政における制度変化 〈p90〉｜おわりに 〈p96〉｜第3章 明治二〇年前後における監獄改良―監獄行政の営為とドイツ監獄学の受容｜はじめに 〈p99〉｜第1節 監獄を取り巻く国内外の状況 〈p102〉｜第2節 大日本監獄協会有志獄事協議会 〈p111〉｜第3節 フォン・ゼーバッハと監獄改良 〈p123〉｜おわりに 〈p131〉｜第4章 巣鴨監獄の誕生―ある公共建築事業を政治史として｜はじめに 〈p133〉｜第1節 監獄建築基準の制度的変遷―明治初年から巣鴨監獄落成まで〈p137〉｜第2節 石川島監獄移転地の選定をめぐる東京府会、警視庁 〈p140〉｜第3節 弥生堂と木曜堂―明治二一年六月臨時会 〈p143〉｜第4節 巣鴨監獄基本設計の策定 〈p145〉｜第5節 内務省の反省と監獄建築標準の挫折 〈p160〉｜おわりに 〈p165〉｜第II部 監獄行政機構の確立と宗教｜第5章 内務省と仏教教誨師―教誨制度における協調関係の実態｜はじめに 〈p171〉｜第1節 明治一四年以前の教誨の実況 〈p173〉｜第2節 「常置教誨師」制度―内務省と宗教勢力の協調関係 〈p179〉｜第3節 常置教誨師制度の確率と東西本願寺 〈p186〉｜第4節 教誨制度をめぐる協調関係の変化―内務省と仏教者 〈p201〉｜おわりに 〈p208〉｜第6章 内務省の教誨政策と北海道集治監キリスト教教誨師｜はじめに 〈p211〉｜第1節 監獄関係者たちの教誨論 〈p215〉｜第2節 キリスト教教誨師による教誨活動 〈p217〉｜第3節 大井上輝前典獄と「北海道バンド」の教誨事業 〈p225〉｜第4節 内務省の教誨方針―小野田元凞警保局長、板垣内務大臣、小河滋次郎監獄事務官 〈p235〉｜おわりに 〈p250〉｜第7章 一九世紀末における監獄改良のグローバルネットワーク―小河滋次郎、留岡幸助の人脈形成｜はじめに 〈p253〉｜第1節 万国監獄会議と日本の参加 〈p257〉｜第2節 留岡幸助の人脈形成とその広がり 〈p261〉｜第3節 監獄官僚系の人びとによる国際交流 〈p278〉｜第4節 小河滋次郎による人脈形成、その活用と情報発信〈p285〉｜おわりに 〈p295〉｜第8章 「監獄教誨」制度の確立と巣鴨監獄教誨師事件｜はじめに 〈p299〉｜第1節 巣鴨事件前夜 〈p302〉｜第2節 巣鴨監獄教誨師事件 〈p308〉｜第3節 巣鴨事件以後の教誨制度―「監獄教誨」の確立 〈p325〉｜おわりに 〈p332〉｜終章 監獄行政機構の自立とその意義 〈p335〉｜あとがき 〈p343〉｜注 〈p348〉｜事項索引｜人名索引