矯正図書館 文献検索

文字サイズ:

資料区分 1図書
請求記号 329.21-O-36363
タイトル ヨーロッパ人権裁判所の判例 = Essential Cases of the European Court of Human Rights
巻号 2
著者・編者 小畑郁 編集|江島晶子 編集|北村泰三, 建石真公子, 戸波江二 編集
チョシャ・ヘンジャ オバタ カオル|エジマ アキコ|キタムラ ヤスゾウ, タテイシ ヒロコ, トナミ コウジ
ページ 522p
サイズ 26cm
出版元 信山社出版
出版地 東京
出版年月日 20190330
受入年月日 2019年12月25日
件名1 人権 (国際法)--判例
言語種類 日本語:Japanese
ISBN 978-4-7972-5636-9
注記 タイトル英語表記:Essential Cases of the European Court of Human Rights
内容細目1
執筆者紹介|はしがき|序文 〈pxxi〉|特別寄稿I ヨーロッパの人権裁判所―ヨーロッパおよびヨーロッパ以外の地域におけるその影響力について 〈pxxiii〉|特別寄稿II ヨーロッパの人権裁判所との対話 〈pxxviii〉|刊行によせて 〈pxxxiii〉|凡例・略語 〈pxxxvi〉|概説 〈p2〉|I ヨーロッパ人権条約の基本問題|A ヨーロッパ人権条約の国際的文脈 〈p42〉|B ヨーロッパ人権条約の管轄権・受理可能性 〈p90〉|II ヨーロッパ人権条約で保障された権利(1)―総論的問題群|A 特殊な属性を有する主体の権利 ― 胎児、被後見人、受刑者、少数者集団|16 胎児の「生命権」 医療過誤による胎児死亡に関する刑法の適用と2条の積極的義務 ― ヴォー判決 ― (Vo v. France)[2004,大法廷] 〈p116〉|17 成年被後見人の選挙権 精神的障がいを理由とする成年被後見人の選挙権否定は人権条約に違反する ― アラヨス・キス判決 ― (Alajos Kiss v. Hungary)[2010] 〈p122〉|18 受刑者の懲罰手続の公正 受刑者の懲罰手続と公正な審理を受ける権利 ― エゼおよびコナーズ判決 ― (Ezeh and Connors v. the United Kingdom)[2003,大法廷] 〈p127〉|19 受刑者の選挙権 受刑者の選挙権を一律かつ無条件にはく奪することは自由選挙の保障に違反する ― ハースト(第2)判決 ― (Hirst v. the United Kingdom(No.2))[2005,大法廷] 〈p131〉|20 ロマに対する差別と表現・出版の自由 ジプシー(ロマ)に対する侮辱的表現と集団所属者の私生活の尊重 ― アクス判決 ― (Aksu v. Turkey)[2012,大法廷] 〈p135〉|B 権利の濫用 〈p140〉|C ノン・ルフールマン原則 〈p144〉|D 生命倫理と人権 〈p162〉|III ヨーロッパ人権条約で保障された権利(2)―各論|A 生命に対する権利〔2条〕 〈p184〉|B 拷問その他の非人道的処遇・強制労働からの自由〔3条・4条〕|33 麻薬取引の証拠入手方法と3条 証拠となりうる薬物確保のための催吐剤の使用は非人道的取扱いにあたりうる ― ジャロー判決 ― (Jalloh v. Germany)[2006,大法廷] 〈p199〉|34 3条の権利の絶対性と3条違反による証拠の排除 誘拐された少年救出のための拷問の脅迫も禁止され、得られた証拠は排除されなければならない ― ゲフゲン判決 ― (Gäfgen v. Germany)[2010,大法廷] 〈p203〉|35 不公正な裁判による死刑判決と条約3条 テロリスト容疑者に対する不公正な裁判による死刑判決 ― オジャラン判決 ― (Öcalan v. Turkey)[2005,大法廷] 〈p210〉|36 絶対的無期刑と条約3条 仮釈放の可能性のない無期刑は条約3条に違反する ― ヴィンター判決 ― (Vinter and others v. the United Kingdom)[2013,大法廷] 〈p215〉|37 強制労働および奴隷状態の禁止 禁止される「強制労働」および「奴隷状態」の概念と国家の積極的義務 ― C.N.およびV対フランス判決 ― (C.N and V. v. France)[2012] 〈p220〉|38 家庭内暴力と条約3条 家庭内暴力の被害者の人権を保障する国家の積極的義務 ― オブズ判決 ― (Opuz v. Turkey)[2009] 〈p225〉|C 人身の自由〔5条〕|39 未決拘禁の審査手続 対審的司法審査における十分な理由提示、重要証拠へのアクセス、および定期的審査の保障 ― スヴィプスタ判決 ― (Svipsta v. Latvia)[2006] 〈p230〉|40 事後的保安監置の可否 服役後有罪とされた犯罪事実に基づき、監置の継続を決定する制度は条約5条に違反する ― ハイドゥン判決 ― (Haidn v. Germany)[2011] 〈p234〉|41 精神病施設への非自発的入院 精神科病院への非自発的入院に関する適正手続き ― X対フィンランド判決 ― (X. v. Finland)[2012] 〈p239〉|42 テロリストの予防拘束 外国人テロリスト容疑者を無期限に拘束する制度は条約に違反する ― A対イギリス判決 ― (A and others v. the United Kingdom)[2009,大法廷] 〈p244〉|D 刑事手続に係わる諸原則〔5-7条〕|43 私生活の尊重とGPS監視 犯罪捜査のためのGPSによる車の位置情報の監視 ― ウズン判決 ― (Uzun v. Germany)[2010] 〈p250〉|44 少年に対する刑事裁判 11歳少年被告人に対する公開の刑事裁判が公正な裁判を受ける権利を侵害するとされた事例 ― V対イギリス判決 ― (V. v. the United Kingdom)[1999,大法廷] 〈p255〉|45 被疑者の取調べと弁護人立会権 公正な裁判を受ける権利の実効的保障には弁護人立会権の保障が含まれる ― サルドゥズ判決 ― (Salduz v. Turkey)[2008,大法廷] 〈p261〉|46 伝聞証拠法則と条約6条 「唯一または決定的」ルールの緩和 ― アル・カワジャおよびタヘリ判決 ― (Al-Khawaja and Tahery v. the United Kingdom)[2011,大法廷] 〈p265〉|47 条約6条と条約3条に反して得られた証拠 外国において拷問により採取された証拠の排除 ― エル・ハキス判決 ― (El Haski v. Belgium)[2012] 〈p270〉|E 裁判を受ける権利〔6条〕 〈p275〉|F 人格権・プライバシーの権利〔8条〕 〈p279〉|G 家族生活の尊重〔8条・12条〕 〈p299〉|H 信教の自由〔9条〕 〈p313〉|I 表現の自由〔10条〕 〈p332〉|J 集会・結社の自由〔11条〕 〈p376〉|K 財産権〔第1議定書1条〕 〈p391〉|L 教育権〔第1議定書2条〕 〈p409〉|M 自由選挙の保障〔第1議定書3条〕 〈p419〉|N 平等・少数者 〈p429〉|資料 〈p456〉|事項索引 〈p501〉|欧文判例索引 〈p507〉|和文判例索引 〈p518〉
openBDContent