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資料区分 1図書
請求記号 910.26-So-35225
タイトル 〈獄中〉の文学史|夢想する近代日本文学
版表示 初版1刷
著者・編者 副田賢二 著
チョシャ・ヘンジャ ソエダ ケンジ
ページ 407; xvii; 11p
サイズ 19cm
出版元 笠間書院
出版地 東京
出版年月日 20160515
受入年月日 2016年08月24日
件名1 日本文学-歴史-明治以後
件名2 刑務所-文学上
件名3 獄中記
言語種類 日本語:Japanese
ISBN 978-4-305-70806-9
注記 年表あり 索引あり
内容細目1
序論 〈獄中〉と文学的想像力 〈p9〉|第一章 明治期 ―〈獄中〉の主題化とその表象の展開 〈p31〉|1 〈獄中〉言説の定義とその表象の系譜 〈p32〉|2 近代監獄制度の成立と浮上する〈獄中〉言説 〈p43〉|3 北村透谷の「牢獄」 ―孤立する〈獄中〉表象 〈p74〉|4 「社会主義者」たちによる〈獄中〉言説の構造化 〈p95〉|第二章 大正期1 ―メディア空間で記号化される「言葉」と「獄中記」 〈p113〉|1 「大正的」言説の構造的特性をめぐって 〈p114〉|2 メディア空間としての『中央公論』 ―雑多な記号の交錯と流通 〈p118〉|3 松崎天民の流通と終焉 ―記号の駆使者として 〈p128〉|4 大杉栄『獄中記』の誕生 ―規範的ジャンルとしての「獄中記」 〈p142〉|5 〈獄中〉の想像力のゆくえ ―こぼれ落ちる言葉/堕胎される身体 〈p160〉|第三章 大正期2 ―内的な自己超越のトポスに変貌する〈獄中〉 〈p171〉|1 近代出版メディアと山中峯太郎(一) ―変貌する自己記号性とその流通 〈p172〉|2 近代出版メディアと山中峯太郎(二) ―〈獄中〉者と宗教者の融合 〈p186〉|3 〈獄中〉に投影される内的変革のドラマ 〈p192〉|4 ジャンル化される〈獄中〉言説/制度化される想像力 〈p208〉|第四章 大正期3~昭和期1 ―文学的トポスとしての〈獄中〉と「闘争」のロマンティシズム 〈p225〉|1 プロレタリア文学の〈獄中〉と「闘争」をめぐる表象 〈p226〉|2 芥川龍之介と「獄中の俳人」和田久太郎 〈p238〉|3 暴力性のゆくえと治安維持法 〈p247〉|4 『新青年』における〈獄中〉表象の消費 〈p255〉|第五章 昭和期2 ―プロレタリア文学から一九三〇年代の言説空間へ 〈p265〉|1 昭和初期の〈獄中〉言説 ―メタ視線とニヒリズムの浮上 〈p266〉|2〈獄中〉文学者・林房雄(一) ―「文学」をめぐる発信と受信 〈p278〉|3 〈獄中〉文学者・林房雄(二) ―氾濫するエクリチュール 〈p300〉|4 「歴史」と「文学」の接合と〈獄中〉表象 〈p317〉|5 空白としての「言葉」の消費 ―一九三〇年代から戦時下へ 〈p329〉|第六章 昭和期3~平成期 ―戦後日本のメディア空間と消費される〈獄中〉 〈p351〉|1 敗戦後の〈獄中〉表象をめぐる転換と連続 〈p352〉|2 他者性と実存の空間 ―椎名麟三の〈獄中〉表象 〈p358〉|3 政治性からの分離と「塀の中」のトピックス消費 〈p366〉|4 見沢知廉における〈獄中〉者の系譜とその断絶 〈p378〉|終章 〈獄中〉の想像力と「文学」のゆくえ 〈p393〉|あとがき 〈p404〉|附録 〈獄中〉言説年表 〈p407〉|索引 〈p(1)〉
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